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お米が食べれなくなってしまったそんなつわりの乗り切り方

妊娠して初めての試練ともいわれるつわり。
4~6週目頃からつわりの症状が出る方が多いようです。

つわりの主な症状に、「ムカムカして気持ち悪い」というものがあります。
例えていうと、風邪を引いて胃腸が弱っているとき、二日酔いの時のような
気持ち悪さです。

風邪や二日酔いでしたら、その状態が続くのはせいぜい2,3日ですが、
つわりは、この状態が約2ケ月続くので、かなり辛いです。

つわりの症状が治まるのは、妊娠12~16週目ぐらいです。
つわりは症状も期間も程度もかなり人によって差がありますので、
全ての人が当てはまるわけではありません。

妊婦さんの50~80%の人がつわりを経験すると言われていますので、
中にはつわりを全く経験しない人もいれば、
出産間近までつわりに苦しむ方もいます。

つわりは病気ではありませんので治す事はできません。
また、つわりの原因も医学的にははっきりと分かっていないようです。

なので、つわりは時期がきて治まるまで待つしか方法はありませんが、
できるだけ少しでも快適に過ごせるようにしたいものですね。

ごはんが食べられなくなることも

つわりになると、一日中ムカムカとした気持ち悪さが続くため、
今までのように栄養バランスの取れた食事を、
三食しっかりと食べることは難しくなってしまいます。

そして、つわりの間は、今まで気にもならなかったにおいに
反応して気持ち悪くなってしまうことも多いです。
中でも大変なのが、ごはんの炊けるにおいで気持ち悪くなってしまう人が多いことです。

ごはんの炊けるにおいで気持ち悪くなって吐き気をもよおしてしまうと、
食事の支度をすることが難しくなりますし、
温かいごはんそのものが食べられなくなってしまいます。

日本人にとってごはんは主食になりますし、
大切な1日のエネルギー源です。
ごはんは食べなくても大丈夫なのか不安になる方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、つわりの間は食べれないものは食べなくて大丈夫です。
もちろん、ごはん=お米も食べなくても問題ありません。

つわりで食べるのが難しい時期は、
食べられるものを食べられる時期に食べれば大丈夫なんです。

どうしてしっかり食べなくても大丈夫なの?

お腹の赤ちゃんのためにしっかり栄養を摂らないといけない、
と思っている妊婦さんは多いと思います。

しかし、妊娠初期の赤ちゃんは、お母さんが今日食べたものから
栄養を摂っているのではないのです。

赤ちゃんがお母さんのお腹に入った時、
卵黄嚢(らんおうのう)という栄養袋も一緒に
お母さんのお腹に用意されます。

胎盤が安定するまでの間、
赤ちゃんはこの栄養袋から栄養をもらって成長をします。

ですので、妊娠初期のつわりの時期は、お母さんは赤ちゃんの栄養の心配せずに、
つわりと戦うことができるのです。

もちろん、この栄養袋は、お母さんが食べたものからできているので、
普段からお母さんが栄養バランスのとれた食事をすることは
赤ちゃんにとってとても重要です。

またつわりの時は、食べられるものが限られるため、
毎日同じものばかり食べてしまう偏食にもなりがちです。

偏食も普段なら避けるべきことですが、
つわりの時は、それよりも何でもよいから食べること、
が大切になってきますし、期間も短いので、
偏食も気にしなくて大丈夫です。

ごはんの代わりになるもの

つわりの時に、ごはんが食べられなくても問題ありません。
炭水化物であるごはんの代わりになる食べ物はどんなものがあるでしょうか。

つわりの時期に食べやすい炭水化物には、
うどん、そうめん、パンが食べやすいようです。

うどんやそうめんは冷たくてのどごしがよいですし、
また消化もよいのでつわりで胃が弱くなっている時期にはお勧めです。

また、パンは調理の手間なく食べられますし、
ある程度保存がきくので、常備しておくこともできます。

また、サンドイッチなどの総菜パンなら、
おかずも一緒に食べられるのもよいですよね。

それでもやはりお米を食べたい、という場合は、
冷えたごはんがお勧めです。

私はおにぎりや冷えたお茶をかけたお茶漬けが食べやすかったです。
おにぎりはごはんが熱いうちに作るという手間がかかりますので、
ムカムカしてできない、という方もいるかもしれません。

冷えたお茶漬けなら、ごはんに冷蔵庫から出した冷えた麦茶をかけるだけ、
なので手間いらずでお勧めですよ。

他にはクラッカーなどを常備しておくのもよいでしょう。
クラッカーなら食べれるときにすぐ食べれますので、
ちょっと小腹が空いた時に食べて、空腹で気持ち悪くなるのを防ぐことができます。

また、仕事をしている人は、会社に持って行って、
小腹が空いたときにつまむこともできますね。

つわりは無理せずに

つわりの上手な乗り切り方、としては
無理せず、疲れたら早めに横になって休んで、
食べれるときに食べれるものを食べることが大切です。

お母さんができるだけリラックスすることも
つわりの時期には大切になってきますので、
「こうしなきゃ」とか「ああしなきゃ」ということは忘れて、
お母さんの身体がしたいようにさせてあげてくださいね。

そして、水分も摂れないくらいにつらい、とか
一日中吐いてしまって日常生活が送れない、
という時はすぐに病院に相談しましょう。

基本的につわりは病気ではありませんが、
妊娠悪阻という状態になってしまうこともあります。
病院では点滴などの処置をしてくれ、身体がが少し楽になるようです。

つわりは必ず終わりがきます。
無理せず、少しでも快適に乗り切ってくださいね。